STORY
それは2014年の出来事でした。
待ちに待ったシーズン最初の釣行。
その日は雷魚の活性が高く、開始早々
2匹の雷魚をキャッチしました。
でもそれは、せっかくの釣果を喜べない、
苦く後味の悪い経験となってしまいました。
釣りあげた2匹の雷魚の目にフックが
貫通していたのです。
血の涙を流す雷魚を目の当たりにし、
フックが目に刺さる確率を物理的に
減らす方法を考えるようになりました。
そんな思いから、下向きフックのフロッグ
の試作を始め、試行錯誤とテストの末に
”BOTA”というフロッグが完成しました。
テストでは80%以上の確率で下あごにフック
を掛けることができ、同時に下向きフック
でも高いフッキング率とスナッグレス性を
両立したフロッグになりました。
今はまだ、製品はたった一つですが、
OLD NORTH BUTTはこれからも独自の
視点で新しい提案を続けていける
メーカーを目指します。
2019.04.15 OLD NORTH BUTT
■オリジナルアイ
瞬間接着剤で接着するシールタイプのアイ。
Length:68㎜ Weight:Max 24g
BOTA
DownwardHook HollowBody Bait
BODY DESIGN
カバーのポケットやエッジ際などで、移動距離を抑えてできるだけ長く誘いたいときや、風やラインに引っ張られてしまうときなど、「そこに留まっていて欲しいのに移動してしまう」と感じるシチュエーションに対応するため、すり抜けよりもむしろカバーへの”当たり”を強めることを狙った構成で仕上げています。特徴的な両サイドの脚は、カバー上や雷魚の口の中での転がりを抑える効果と輪郭を複雑にすることによる生物感の演出を狙ってデザインされています。
腹部にウェイトホールを設けることで、ボールウェイトを使った重さと浮き姿勢の調整を可能にしています。使わないウェイトホールはカラフルなビーズで埋めることで遊び心も演出します。腹部を別パーツに分割することで成型面での問題をクリアし、下向きフックを実現しました。
PARTS
●BOTAには以下のパーツが付属します。
■オリジナル ワイドゲイプフック
フッキング重視の 2.0㎜ワイヤーに平打ちを施したオリジナルフックです。懐を最大限に確保したワイドゲイプが、高いフッキング率を実現しています。強度重視ではありませんが、片掛かり貫通時の変形耐力は27㎏、2本ともフッキングすれば50㎏以上の強度を確保しています。
■ステンレスアイ & ソリッドリング
アクションの自由度を高めるリングを装着し、ロウ付けされたステンレスアイ。継ぎ目のないソリッドリングは、軽量で高強度なため、ウェイト設定への影響がなく十分な強度を確保しています。
■接着剤付き熱収縮チューブ
フック挿入部に設けられた四角い窪みに位置を合わせて使用するチューブです。内側に熱で溶けだす接着剤が付いているためフックに密着しながら収縮します。ボディとフックの接着力を高めます。
■二層チューブ
ラインアイに使用する二層構造の熱収縮チューブです。肉厚の樹脂がラインアイを隙間なく充填するように覆って硬化するため、PEラインでのアイの開き防止とフッキング時のボディのズレを防止するコブの設置が不要になります。
■ビニールパイプ
フックをボディに固定する際、接着強度を上げるためのビニールパイプです。ボディ後部のフック用溝にセット位置を示す段差を設けてあります。瞬間接着剤で固定します。
■ウェイト & ビーズ
大(1.8g)小(1.1g) 2サイズのウェイトとビーズが各4個付属します。腹部に設けられたウェイトホールに接着することで重さと浮き姿勢を自由に調整し、使用しない穴をビーズで埋めます。ブレードチューンの際はウェイトとビーズの穴にループを取り付けて使用します。(ブレードは付属しません)
■オリジナルアイ
瞬間接着剤で貼る、シールタイプのアイです。
TUNING
BOTAの基本的な組み立て方を動画にて説明しています。ぜひご覧ください。